2025.6.3

詳細版!!『広報いわぬま』10月号移住特集

 昨年の「広報いわぬま」10月号では、「市の魅力とこれから」をテーマに、他市町村から岩沼市に移住された方々と市長の対談を特集で掲載しました。本サイトのレポートでも紹介いたしましたが、広報誌でお伝えできなかった詳細な部分も含めてレポートとして掲載します。広報紙でお伝えきれなかったところは、青字で記載しています。

「子育て世代にとってNo.1のまち」を目指す佐藤市長と実際に岩沼に移住した方の対談を通して、移住者ならではの目線で市の魅力やこれからについて、岩沼市に移住した2組の家族に生の声を聞きました。

●横山 彩恵 さんご家族・・・3人家族、移住して5年

●船山 来 さんご家族・・・4人家族、移住して3年

人が温かいまち いわぬま

市長:移住を考えた理由や、移住をする上で重視した点を教えてください。

横山彩恵さん(以下、横山さん):夫の職場が南の方面で、私は仙台で、電車で通える場所を探していたところ、ちょうど良い土地が見つかったことと、夫の実家が近く、何かあったときに助けてもらえることも大きな理由でした。

市長:実際に住んでみてどうですか。

船山来さん(以下、船山さん):夫と同棲を始めるタイミングで移住を考えました。
岩沼は田舎過ぎず都会過ぎず、自然も豊かで、子育てや教育に良い環境だと思い、選びました。田舎過ぎず都会すぎず、自然も豊かで、子どもの教育にはすごく良いのかなと思っていました。すぐに仙台にも行けて利便性もあっていいなと思い、そのまま岩沼に定住しました。

船山さん人が温かいなと感じます。小さい子どもがいると心配ごとも多いですが、日頃から近所の方が声を掛けてくれるので、安心して生活ができています

横山さん:私も、近所の方から果物やお土産を頂いたり、あいさつに伺うと子どもを抱っこしてもらったり、関わりが多くあって岩沼の皆さんは優しいなと感じます。

市長:お二方ともご近所の方と良い関係を築いていて、優しく見守ってもらっている感じがしますね。
まち全体に優しさがある点は岩沼の良いところですね。子育ての部分では、どのような点で子育てが
しやすいと感じましたか。

船山さん:子育て支援センター(以下、支援センター)が小学校区ごとに4カ所あり、第2子以降の保育料が無償化されている点が素晴らしいと思います。

市長:コンパクトなまちですが、4カ所も支援センターがあることや、第2子以降の保育料無償化は他市
をみてもなかなかないと思います。岩沼の自慢できる点ですね。

船山さん:子育ては孤独になりがちだと思いますが、支援センターは親同士の交流の場として、一人で抱え込まずに話せる場所だと思います。

市長:悩みを抱え込まないことが大事ですね。

横山さん:元々、岩沼に友人はいませんでしたが、支援センターに通い始めてからママ友ができて一緒にバーベキューをしたり、買い物に行ったりと家族ぐるみでお付き合いをしています。

市長:それは良かったです。各家庭全ての希望を100%満たすことは難しいですが、できる限り多くの人に満足してもらえるようにしていきます。

子育て支援は全世代へ好循環を生み出す

市長:市に期待することはありますか。

船山さん:土日も遊べる施設があると良いと思います。室内でも遊べる場所だと夏の暑い日や雨の日でも遊べるのでうれしいです。正直、土日はどこに行こうかと悩み、市外に行くことも多いです。できるだけお金をかけないで遊べる場所が土日もあると良いです。夏場にずっと公園になると大変なので、土日に室内で遊べるところがあると良いです。

市長:今まさに、ハナトピア岩沼のリニューアル計画を進めていて、土日も遊べるような子育て世代向けの施設を造る予定です。どのような施設だと良いですか。

船山さん:東子育て支援センターのような、親同士が交流していても子どもに目が届くワンフロアの空間があると良いです。目が届くので気持ちがすごく楽になります。外遊びだと、どうしても道路に出てしまうなどの危険があるので、園のなかで完結するのはすごく良いなと思います。安心感が違いますね。

横山さん:平日は仕事で遊び場に行けない方も多いと思うので、土日に交流できる場所があれば、家族みんなが子育てに参加しやすくなると思います。パパも交流できる場があると良いと思います。例えば、パパの授業などもあったら面白そうです。

市長:せっかく集まるので、子どもが楽しむだけでなく、パパママの交流の場になると良いですね。

船山さん:パパ向けのイベントがあってもいいかもしれませんね。

市長:面白いアイデアですね。何度も来ていただけるような楽しい施設にします。ハナトピア岩沼のリ    ニューアルをはじめとし、今後も子育て支援を充実させていきます。市の財政状況は赤字が続いていますが、若い世代が増えるとにぎわいが生まれ、財政も安定します。財政が安定することで必要なサー
ビスを提供できるようになり、結果として全世代にとって好循環が生まれます。市民の皆さんに理解していただけるよう、しっかり情報発信し、説明していくことも行政の責任だと考えています。子どもたちが健やかに育つために、大人がしっかり見守りながら、地域に合った子育て支援を進めていき、
市外からも多くの方が住みたいと思っていただけるまちにしていきます。

ハナトピア岩沼 2025年春リニューアルオープンイメージ(一部)

船山さん:情報発信だと、今の時代はSNSの活用が重要ですね。ホームページよりもSNSから情報を得ている方が多いと思います。

横山さん:画像や動画をたくさん投稿してもらえるとうれしいです。朝に投稿された内容を見てその日の行き先を決める人もいると思います。

市長:市の公式SNSは既にあり、情報発信をしていますが、今後は旧来の殻を破り、皆さんに興味を持っていただけるような情報発信をしていけたらと思います。

船山さん:動画内で市長がダンスを踊るのはどうですか。

市長:市のPRのためならば、もちろんやります。(笑)

最後に記念撮影を行いました。お子様のかわいい仕草に終始ほっこり。ご協力ありがとうございました。

令和7年度にも、先輩移住者の声を発信予定です。